11月 23, 2014

バンドワゴン効果


バンドワゴン効果とは楽隊がワゴンに乗って街を練り歩くと浮かれた群衆が集まってくることから、流行に乗る、時流に乗ることを意味します。
しかしトレードでのバンドワゴン効果は、坂がどんどん急勾配になっていくのに浮かれた群衆がワゴンを押し続けるため、もうこれ以上進めないというところでワゴンが逆走、群衆を轢き潰して坂を転げ落ちます。ワゴンが止まるのは群衆の屍の山で動かなくなるときです。

Share:

11月 16, 2014

pepperstone難民、漂流中


Pepperstoneのサービス停止が間近となり、Alpari Japanに口座を作りひと月ほど使ってみたんですが、まあこんなに違うとは思いませんでした(笑)

久しぶりの国内業者だったんですが、カクカクカクカク、明らかにレートがまともに送られてないのが分かります。ボラが高くなってくると数秒間の停止は当たり前、その後それを取り戻すようにクイックにチャートが動く。ポジション持ってるときは思わず声だして突っ込んでしまいます。隣でpepperstoneがスルスル動いとるというのにこの違いはなんなんでしょう?
よくこれでEAなどと言えたもので(笑) 自分はEAは使いませんが、短期EAはとてもじゃないが無理でしょ。
国内に進出してる海外業者が適当なのか、国内MT4がなんかの理由でダメなのか、他はよく知りませんが、早くももう国内MT4を使う気は失せました。

ということで、今度はまた海外業者を物色。とりあえずFXDD Maltaに口座を作ってみました。チャートだけMT4を見て評判の良さそうな国内業者で注文することも考えましたが、やはり一手間掛かるのと、パソコンのスペックも厳しくなってくるのであまり気が進みません。あとは金融庁の横やりが入らないことを願うばかり。

FXDDは証拠金維持率が100%越えるとロスカットになります。これはAlpariもそうだったんですが、このロスカットには好感を持ってます。
個人的に元資金を割ったらトレードは敗北決定だと思ってます。それ以降はやればやるほど損失が増えるだけで、資金が尽きるまで続けるのは無意味です。
あとこれは最後のセーフティネットですから、何か予想外の事件が起こったときに再起できるくらいの資金は残るというのは正しいと思います。
なのでロスカットは100%で十分、何気に良心的だと思います。
Share:

11月 04, 2014

Myfxbookでリスクリワードやプロフィットファクターをチェック

Myfxbook(https://www.myfxbook.com/)はトレードのポータルサイトですが、MT4上で行った取引履歴を参照して様々な統計を表示してくれるサービスがあります。リスクリワードとかプロフィットファクターとかを自動で表示してくれるサービスってあまり聞きませんが、Myfxbookに登録しておくことでこれらをチェックすることができます。

リスクリワードは平均利益÷平均損失(損益率)、プロフィットファクターは総利益÷総損失で利益率のことです。1.0以上であれば収益がプラスということです。
自分がどういうペースでトレードをしているか、安定した運用になっているか測るのに便利な指数です。
裁量トレードは一定のラインにプロフィットファクターを維持し続けることが重要だと思っています。
単に高ければいいというわけではなく、あくまで持続性が重要。


MyfxbookはEAを使ってMT4とリンクさせます。
リンクしたMT4から定期的に履歴情報を収集することで統計表示してくれます。

Myfxbookのアカウントページ中段にある統計画面の一部です。機能がありすぎでほとんど分かっていませんが、右上にプロフィットファクターが表示されてます。左側には平均利益と平均損失があるので割ればリスクリワードが出ます。
日本語表示もちょっと変ですが対応してます。


Profitabilityのバーにカーソルを合わせると勝率が表示されます。


 デフォルトでは過去の全トレードに対する統計ですが、 ページ上部右側にあるCustom Analysisから期間指定が出来るので直近1週間の統計や1ヶ月ごとの統計も調べることが出来ます。


 日本語切り替えはページの最下段。ヘルプに設定方法などありますが日本語解説もたくさんありますのでややこしいですが特に問題はないかと。 EAを普段使わない人はMT4のツールメニューのオプションからエキスパートアドバイザーのチェック、履歴を取り込むので口座履歴の表示を全履歴にしないと接続が完了しないのは注意。

本来システムトレーダーがEAの検証のためによく使うようですが、便利なサイトですので裁量トレードでも使わない手はありません。

Share:

10月 13, 2014

Pepperstone終了、さてどうするか?


長らく愛用していたPepperstoneが日本在住の顧客サービスを12月末で終了するということで、移転先をいろいろ模索しておりました。
他の海外業者を物色してみたんですが、いろいろ問題は複雑です。

まず今回の決定は日本の金融庁とオーストラリアのASICとの取り決めから来ているので、ASICから認可を受けてる業者(オーストラリアの業者)は遅かれ早かれ右へ倣えになる可能性があります。(Axitraderはすでに日本へのサービスを中止している)
また他の国もこの先日本人締め出しがないかどうかわかりません。

Share:

10月 10, 2014

10月 09, 2014

10月 05, 2014

トレードがどういうものか人に説明するときはいつも悩む


人にこちらからトレードの話をすることはほとんどないんですが(向こうも聞く気はないと思うので)、いざ話を振られると何をどう話せばいいのか分からなくなります。あれこれ考えた末に話はどんどん抽象的になり、挙句にたとえ話を始めます。結局会話は噛み合わず、妙な敗北感を味わって終わるのが常です。
名著と言われるトレードの本を読んでもたとえ話は満載で、まるで禅問答のような内容です。実戦を体験してもイメージを掴むことは難しい世界なので結局こうなるしかないんですね。自転車の乗り方を言葉で説明してるようなものです。

投資に対する偏見というか歪んだ見方も相変わらずで。「月収100万!」とか「1年で1億稼ぐ!」とかどうしようもない広告や本が世の中に溢れていて、テレビはまるで見せ物のように荒稼ぎした投資家ばかり紹介し、「投資はギャンブル」という言葉が半ば諺と化して真理のように定着してる、これもしょうがないと思うんですけどね。証券会社すらカモが増えればそれでいいと言わんばかりの商売をしている。
これではまともな会話を期待するほうが野暮です。

逆に今の安倍政権が景気回復のため眠っているタンス預金を投資に回わすようにといろんなことやってますけど(一説には全通貨の87%が(個人企業含め)タンスに眠ってるらしい)、投資の土台もなく投資教育のトの字もしない国でそんな事したら外資に丸呑みされるのがおちですよね。
投資教育と言うと笑うかもしれませんが、欧米では普通に中学高校の授業で投資について教えます。実技(実際に自腹切って株式市場を体験する)をやるところもあるそうです。
ちょっと考えてみると資本主義社会の根幹を成すシステムを生涯にわたって全く教えない国って、これも変な話だと思いませんか?資本主義に関してさえまともに教えてもらった記憶がありません。

ちなみに日本人は投資をしない上に寄付をしないことでも世界有数だったりします。
アメリカは一人当たり年間10万前後の寄付をするらしいですが日本人の平均は数千円です。東日本大震災のときでさえ泣けてくるような金額でした。
タンスに眠るわけですよね。これはもうただ単に金に執着心が強いだけの国なのかもしれませんね。

まあトレードとあんまり関係ない話になってしまいました。
Share:

9月 23, 2014

裁量トレード必須のツール「Forex Tester」

Forex Testerはあまり表に出ないどっか地味な存在ですが実際かなりの人が使ってると思われるFXの裁量専用バックテストソフトです。
トレードの勉強に一つしか選べないとしたら自分は間違いなくこれ。


このソフトは過去のデータをもとにしてリアルトレード環境に限りなく近い状態をシュミレートしてくれるものです。MT4に似せて作られていて(操作はいろいろ違うが)各種インディケータはもちろん、異なる時間足の同時表示、異なる通貨ペアの同時表示ができるので実際にやっている環境をほぼ再現できます。(データの荒さで無料から有料まで3種類あって無料データだと1分足の動きはキツい)過去データは2001年からあるので14年分の過去の動きが再現できます。

Forex Testerの画面。過去14年分のチャートを動かせます。

キモはチャートの再生スピードの変更が出来る事で、ビデオのように2倍速3倍速で数ヶ月分のトレードを1日で練習、検証できたりします。
左から再生停止ボタン、スピード可変スライダー、基準データ時間変更、手動ボタン

いろんな使い方が出来ると思いますが、自分はある程度スピードを速めてショートカット(Ctrl+Bでロング、Ctrl+Sでショート、F5で決済)を使いながらひたすら練習します。
手法の研究はもちろんですが、ひたすら繰り返す事でトレードの感覚を磨くことに非常に役立ちます。
普段はマルチモニターでMT4の隣に表示していて、土日はもちろんトレード中もことあるごとにこいつを動かし、自分のコンディションを調えてます。特に月曜日は2日間の間が空くので変なプレッシャーが出ます、そういうときも妙な事をしでかさないようこれでシュミレーションし続けます。
もう5年以上、擦り切れるまで使ってます(擦り切れませんが)。

Share:

9月 02, 2014

8月 29, 2014

8月 27, 2014

8月 26, 2014

8月 25, 2014

8月 23, 2014

8月 22, 2014

『Dog』

スージー・テンプルトンの名を一躍有名にした2002年Royal Art of College卒業制作作品。
人形アニメとは思えない生々しい造形と表現で世界中から夥しい数の賞を受賞しています。

少し台詞があるのですが字幕がないので簡単な解説。
あらすじは少年の母が死んだところから始まり、飼っていた老犬の具合が悪くなって・・というお話です。
父は寝ている少年に「安らかな最後だった、母さんはいつもお前のお前のそばにいる」と慰めます。その後老犬の具合が悪くなりますが、その翌朝「安らかな最後だった、苦しまずに逝ったよ」「ママみたいに?」という会話で終わります。



Share:

8月 21, 2014

「佐々木昭一郎」約20年ぶりの最新作、しかも映画デビュー作品!

NHK再放送で「四季ユートピアノ」を始めて観たとき、そのままテレビの前に釘付けになり親から怒鳴られた記憶があります。死ぬまで頭から抜けないだろう映像作品の一つ です。エミー賞を初めとして数多くの賞を獲得していますが、今ではビデオ販売もなく伝説のドラマとなってしまってます。
以前なにかで「盲目の視聴者から感動のファンレターをもらった」という逸話を読みましたが、この監督はそれほど音のイメージにもこだわった作品を作り続けた人です。

 その佐々木昭一郎の最新作であり映画初監督作ミンヨン 倍音の法則が10月11日よりロードショー公開だそうです。ロードショー?ほんとに??
映画進出の話は昔からあって長い間待ち望んでいた時期もありましたが、御年78歳・・
この方は役者を使わない事にもこだわった人です、台詞は棒読みです。宮崎駿も声優を使わなくなりましたがブレッソンじゃないけどこういう方向へ帰結するんでしょうかね。

twitter: https://twitter.com/harmonics1011
facebook: https://www.facebook.com/pages/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%A8%E3%83%B3-%E5%80%8D%E9%9F%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87/518417708283911

Share:

「Harvey」 再投稿


2000年制作のホラー短編「Harvey」。ただのホラーではありません、人間の孤独と愛が(本当に)痛いほど描かれているなかなかの秀作。
監督はPeter McDonald。ジェーン・カンピオンなどが在籍していたオーストラリアの有名な映画学校、AFTRSの卒業制作として作られた学生映画。


Share:

8月 20, 2014

Takagi Masakatsu「Girls」(再投稿)


高木正勝の作品「Girls」です。
映像と音楽両方を手がけるミュージシャン兼映像クリエイター。世界的映像フェスの一つ「RESFEST」で2006年世界の10人のクリエーターに選ばれています。

編集ソフトでただただベタなエフェクトかけてるだけのようにも見えるんですが、音と映像の融合にセンスの良さを感じます。もやもやした映像と色彩にいつまでも見入ってしまいます。

この作品はPVとは違います。音楽に映像を付けたものではなく映像に音楽を付けたものでもない、「音楽と映像を使った作品」です。実はこういう作家はいそうでいません、映像音楽両方で表現できる高いセンスを持ち、それを織り込んだ作品を作れる人。このバランスこそが作品を昇華させているのですが、そういう作品は滅多に現れません。

YouTubeで見るのはきびしいですが、それでも惹かれるものがあれば一つDVDで鑑賞してみてください。



http://www.takagimasakatsu.com/
Share:

8月 19, 2014

イゴール・コヴァリョフ(igor kovalyov)の作品 (再投稿)

ロシアのアニメ作家イゴール・コヴァリョフのサイトを見つけたのでアップ。
igor kovalyov: http://www.igorkovalyov.com/

シュールで緊迫感があり、かつユーモアのある独特な映像とリズム、ロシア的なテイストも入りどこにもない強烈な個性を持つ作家です。ストーリーは一見無いようなかんじですが、独自の論理によって何かが(笑)展開しています。
広島国際アニメーションフェスティバルでは2006年に短編「ミルク」(Milch)でグランプリ。

どれも画質はイマイチですが参考までに。



「Hen,his wife」
 Henは雌鳥のこと、雌鳥が奥さんなわけです。設定も謎なら展開も謎、ちょっとカルチャーショックを感じるくらいの独特な世界観、にもかかわらずセンスの良さは随所で感じます。



フライング・ナンセン(Flying Nansen)
これも説明できません。個人的には名作クラス。



広島国際アニメーショングランプリの"Milch"
Share:

「Madame Tutli-Putli」(再投稿)

「マダム・トゥトリ・プトリ」と読みます。
アカデミー賞もアヌシーもノミネートされたにもかかわらずスージー・テンプルトンに持っていかれ、なんとなく大きな賞の無い作品ですが、一度見ると頭に残る何とも言えない情感を持った作品です。(2007年のカンヌの批評家週間ではGrand Prix Canal + du meilleur court métrageという賞を取っています)
ストーリーはありそうで結局何もないのですが、ただ主人公の女性の心の揺れの表現が秀逸で、きめ細かい動きと表情で引き込まれていきます。
カナダ国立映画制作庁(NFB)が制作、監督はChris Lavisと Maciek Szczerbowski、これが第一作目だそうです。
目だけ実写をはめ込んだことで賛否両論となった作品。


Share:

8月 18, 2014

富士山頂写真

富士山頂にしばらく滞在できる機会がありましたので、撮りためた写真いろいろ。


富士山はなかなか天気が安定せず数時間置きにコロコロ変わる気候ですので、いい写真が撮れるかはかなり運に左右されます。


星空は非常に明るいので都心での天体写真の感覚でいくと失敗します。


カメラはオリンパスの古いマイクロフォーサーズでレンズも標準のもの。



富士山でいい写真を撮ろうと思うなら魚眼レンズか望遠の両極が面白いと思います。
その他の写真→ flickr
Share: