1月 10, 2015

ドル円長期トレンドを考えてみた


めずらしく相場分析のはなしですが、年明けということもあってドル円の長期トレンドについてです。
1月早々いきなり変化の兆しが起きてますね。
昨日1/9の雇用統計のぶん回しでそれまで地味に耐えてたトレンドラインを日足ベースでほぼ割り込んできました。


ドル円日足

まだトレンド転換はしてないし直近安値も抜けてませんが、週足終値は安値を更新してきていて不穏な状況です。

とりあえず目先は軟調地合いが続きそうな展開ですが、こうなると俄然目に付くのが月足の状態です。


ドル円月足です。月足は2007年6月に付けた最高値124.13円にあと少しというところにきてます。
 124円まではまだ少しありますが、このV字回復で想定できるのがカップアンドハンドルのパターン。
谷間をカップに見立てて天井部分では取っ手が付く(戻りが来る)ということです。

仮にあと半月軟調が続き1月の月足が陰線だった場合、取っ手が付き始める可能性を考慮していかないといけないと思います。
今月は来なくても天井圏での調整は結局不可避だと思いますので、今年2015年は遅かれ早かれこのパターンが始まると考えてます。

調整が始まった場合月足レベルの相当な戻りになりますが、月足ではほとんど止まるところがありません(笑)最初の節目は105円台です。
日足で見た場合でも開いたままになっている去年の11月窓開け(上画像)が、112円40くらい。
その下の節目が110円台。

まず10円落ちレベルの取っ手になることは覚悟しないといけないことになります。
期間的には月足を見ると半年くらいはかかるか、というかんじです。

また仮に大して落ちなくてレンジ状態になっていく場合は、相当の期間調整に費やすことになると想定できます。
ざっくり見ても1年越しのレンジ相場ですね。


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