壁に穴を開けずにできる壁掛け風自転車スタンドを考えてみた(そのまま勢いで作ってみた)その2

壁掛け風自転車スタンドの続きです。

まずはしごの材料を調達。
はしごと言っても飾りなので実用性はいりません。
大事なのは縦の二本の棒の強度だけです。
ホームセンターをウロウロして木の素材を比べてみます。
あまり太くてゴツいのもなんなので3x4cmくらいの角材でいいのがないかと探しました。
ここで想定外だったのは無垢の木材は意外としなる。3x4cm程度の太さでは手で押しただけでクニャ。松とか杉とか関係なし、SPFも高い上にだめ。
仕方なく集成材を使うことに。合板を角材にしたようなやつです。こいつはさすがに圧倒的な強度があります。でも木製のいい質感は期待できません。ベニヤの分厚いやつみたいな。
まあ強度は妥協できないので縦棒はこれに。1本350円。3m弱の長さですが、これなら持って帰れる。
はしごの横棒に関しては飾り程度なので、ものはなんでもOK。今回はすのこ用で使われなかったB級材(節があったりムラがあったりするやつ)が150円程で売ってたのでそれを利用、一応ヒノキ。棒ではなく板ですが、縦棒が華奢なので横を板にしてボリュームをつけようという計画。因みにこのすのこ材はネットでも見かけますが、安いしいろいろ使い回せるのでオススメです。

残るは自転車をかけるフックですがちょうどいいと思ったのがこれ。


物干し竿用のフック(笑)1個150円。ご丁寧にゴムまで付いてます。色がひどいのでこれは後でなんとかする。

ここまで揃えたところで製作開始。

重要になるのは縦棒の長さだけです。
天井から斜めに床まで測るのはどうしたらいいか迷いましたが、こんな便利なサイトがありました。


算数できなくても大丈夫ですね。
これで足元が壁から35cm離れるように縦棒をカット。ちょうどいい長さなのを確認します。
横板も適当にカット。8段分作る。


で、釘と接着剤ではしごっぽく取り付ける。
何が楽かって、縦棒の長さだけきっちりしてればあとは適当でいいというところ。

あっという間にここまで完成。


高さ2m40くらい、横幅40cm。床の方を少し広く天井側を狭く微妙にハの字に。
塗装は残り物のステイン。


縦棒が集成材ということもあり、質感をごまかすためさらに100均で買ったつや消しホワイトで上塗り。
わざと荒く塗り、角を削ってヤスリでこすって、


アンティーク風はしごのいっちょ上がり。




なかなかいいかんじ。
自転車吊るすのがもったいないくらい(笑)
天井まで伸びてるので結構見栄えがします。

この状態で手で押してもそこそこ頑丈。
手前に引っ張っても天井に引っかかります。



さて残りはフックを取り付けるだけとなり、ここで初めて自転車を合わせてみたんですが・・、
なんと自転車のトップチューブがフックに届かない。
ハンドルのことをこの時まで忘れてました。
壁にハンドルが当たって邪魔するので壁から20cmは離れないとフックにかけられない。
測ってみたところあと5cm程足りない。
微妙な長さ・・。

とりあえず物干し竿フックは出番もなくボツに。
別のフックを探すため延々ホームセンター巡りが始まるわけですが、強度と値段と微妙なサイズに応えてくれるフックが見つかるわけもなく。

結局サイズを自由にできる材木が一番、ということでフックも自作化に頭を切り替える。
材料は集成材の残りで。



こう考えると結構あっさり
で、こういうのを作りました。



二本の角材を半円状に削ってあります。
ここにトップチューブを載せます。
直径約3cm、載せる予定の自転車はクロモリのミニベロで、ほぼそれ専用です。


ちなみにこれはどうやって作るかというと(ホームセンターでもやってくれるかもしれませんが)、自分で作る場合は電動ドライバとホールソーという専用の歯がいります。



こんなやつ。ホールソーは1500円くらいからあると思いますが、まあ切れ味悪いので薄い板ならともかく4cm幅の材木に穴を開けるのは結構根気がいります。

さらに。
これをただ使っても丸い円しか出来ないので、



こうやって角材を二本合わせてテープで止め、真ん中の境目に向かって穴を開けます。そのあとテープをはずせば、ああいうものが出来ます。

キズはつかないだろうけど一応半円部分にコルクシート(これも100均)を貼り付ます。
で、この角材を壁から20cm以上離れる長さにカット。

フックはこれでよし。

あとはこれを取り付ける頑丈な棚受け金具が必要ですが、この棚受け用の金具というのがまたやたらに高い。
ちょっと見た目がいいと1個ではしごの材料費を上回ってしまう(現在の材料費、約1500円ほど)。


よく見かける、



この金具だと一気に安くなるんですが、さすがに味気ない。

ということで、埒があかないのでこれも作ってしまうことに。
作ると言ってもこれは簡単、ちょっと厚めの板を三角形に切るだけ。
それを角材の下に取り付けます。
これも家にあった端材で済ませて結局0円。

結局、オール木製の自転車スタンドになりました(笑)、迷走して買ってしまったフックや金具はすべて無駄。



で、出来上がったフック部分はこんな感じ。



棚受けはもっとスマートにいきたかったんですが、まあしょうがない(だんだん考える元気がなくなってきた)
少なくとも金具と違って曲がる心配はありません。
はしごの後ろから長めのネジを3本づつぶち込んであります、びくともしません。


ついでにはしごの天井と床部分を強化するために板を噛ませるようにしました。


これは天井部分の板。わかりにくいですが白く塗ったベニヤの上にすのこの端材を貼り付けてあります。
露出している白のベニヤ部分にはしごの上端がハマるようにします。
僅かですがはしごが壁から離れる(距離を稼ぐ)ようにしてあります。

裏面には念のため滑り止めのシート(これも100均)も貼ってあります。


これを天井とはしごの間に噛ませます。




で、取り付けたのがこんなかんじ。


ここまですればもう手前には倒れようがなくなります。


床面も同じく滑り止めをつけた板を噛ませます。(この時点で板の分だけはしごを少しカット。)


床や天井が傷つく恐れもこれでなくなります。

はしごは床と天井にがっちり噛み合うようになりました。
文句なし。



ということで、ほぼ完成。

全体像。



上半身。


材料費2000円、ペンキや紙やすり代を入れても3000円てとこか。
値段の割には立派なはしご、いや自転車ラックです。

耐荷重20kgくらい(体感)



もうやれることはやりました、
思い残すことはない(というか疲れた)のでいよいよ実際に自転車を載せてみることに。
最初は恐る恐る・・
で、















のったww




なかなかいい眺め(笑)









このミニベロの重量はほぼ10kg。特に問題なく支えてくれてます。
たわむこともありません。
手前に倒れこむ感じもなく、負荷はちゃんと壁方向にかかってます。
震度5くらいなら大丈夫そう。


はしごは引っかけてあるだけなので、いつでも取り外して移動することが可能。
これもディアウォールにはない大きな利点ですかね。(ちなみに軽いです。5〜6kgくらいしかないと思う)
下半分は小物を吊るす場所にできそうです。



あとは集成材の強度がどんなもんか、時間が経っても曲がったりしないかですね。



まあ、とりあえずこんな感じで、

壁に頼らず、ディアウォールにも頼らず、移動も可能な格安自転車ラックでした(笑)。


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