1月 31, 2015

cTrader(ThinkForex)は裁量トレードに使えるか?


MT4に取って代わると噂だけはよく聞く最新ツールcTraderを使ってみました。pepperstoneのときには使ってなかったので、ThinkForexへ口座を作りました。
MT4はもうかれこれ10年は前のソフトです。ほとんどろくな変化もなくカビの生えたようなシステムが10年も生き残り、一市場を独占し、愛用され続けているって他に例がないんじゃないでしょうか。


前々から不思議に思ってたことですが、なんでMT4を越えるソフトが出てこないんでしょうね?EA市場が普及してて入り込めないとか言いますが、裁量しかしない私にとってもMT4の使いやすさは未だに群を抜いてます。猿真似でも良いから作ればいいのにと思ったりしますが、ただ送られてくるデータをチャート表示するだけのシステムの何がそんなに難しいんでしょうかね。

ということでcTraderですが、これはインターバンク直結を謳うECN方式専用です。ちなみにMT4は相対取引専用です。MT4でECNサービスをやってるところもありますが、物理的に無理だそうです(笑)間に何かかませているか(その時点で透明性はない)ただの嘘かどっちかですね。今メインにしてるFXCMもそれです^^
じゃあcTraderならいいのかというと、そういうわけでもなさそうで・・。まあゼロカットシステムとかあり得ないようなことやってる時点でありえないんですけどね(笑)。(先のスイス中銀のパニックでは莫大な損失をほんとにゼロカットする業者が続出、露骨すぎて笑った)

以下cTraderの感想です。
1、UIはさすがに洗練されてて凝った機能も随所に見られます。チャートの表示もきれいで使ってて楽しいです。元々FXDDのバイキングに口座を作ってそちらでやろうと思ってたのですが、あまりのチャートのお粗末さに萎えてしまいました。
2:チャートツール、インディケーターはほぼ過不足なく必要十分、使いやすく問題ない。
2:チャートがウィンドウから切り離せる。MT4では出来なかったこと。マルチモニタではこれはうれしい。
チャートと注文情報欄だけにした状態。チャート上部のタブからほとんどの操作が出来る。非常に綺麗。

3:チャートグループが作れない。これはMT4に分がある。タブなど使って複数枚チャートを出しっ放しには出来ますが、チャートを通貨別時間別にレイアウトして保存しておくということが出来ない。
4:言語を日本語にすると通貨ペア選択で文字の後半分が切れててどれがどのペアなんだか分からない。
5:やっぱり板情報が売りというかそっちに力が入ってる。板情報が理解できない私には無用の長物。
6:スプレッドは結構広い。どのcTrader業者でもスプレッドがサイトに掲載されてますがあれは真っ赤な嘘です。インターバンク直結だからスプレッドは無いに等しいとか宣伝する広告サイトもありますが、それはありえません。大体手数料入れてドル円で1.6pくらい、ユロドル1.3p、ユロ円で2.2p、ポン円だと3pオーバーをみとくべき。他の海外サービスよりはましですが、国内業者の方が圧倒的に安い。掲載スプレッドと違う時点でインターバンク直結はあやしい。これはバイキングのほうも同じ。
7:メモリ使用量がかなり多い。MT4とは一桁違う、MT4を4つ同時起動してもまだ軽い。しかも時間が経つとどんどん増えていく。単体だと良いが他のソフトと併用だと厳しいかも。パソコンがブンブン唸っている。
8:注文ボタンが小さくて場所を取らない。おまけにチャート関係のボタンはタブに格納されてて、きれいにチャートの全画面表示ができます。
ただタブ操作はワンクッション置く感じになり、カーソルがタブから外れると勝手に閉じる仕様なのでいまいち使いにくい。無骨にボタンが並んでる方が使いやすいことは確か。特に時間変更は頻繁にするのでタブの中から選ぶというだけで煩わしい。
9:チャートの時間変更は1分から月足まで26種類もあり、さすがに多すぎ。このおかげで時間選択がさらに煩わしい。
10:注文機能や履歴関係はかなり便利で使いやすい。MT4の古さが露見しているところ。
11:無料カスタムインディケーターは専用サイトに飛ぶと結構並んでます。インストールも簡単、ダブルクリックだけででインストールされます。

インターバンク直結かどうかは知りませんが、かなり使いやすい部類のシステムだと思います。一長一短ありますが、注文機能は使いやすくなりチャート機能はデザイン優先で後退したかんじ。しばらく使ってみたいツールではあります。ただメモリ食うのはいただけない。パソコンが不安定になると元も子もないですもんね。


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