4月 18, 2017

壁に穴を開けずにできる壁掛け風自転車スタンドを考えてみた(そのまま勢いで作ってみた)その2

(自転車関連はこちらに引っ越し http://bikes.42pct.com/ )

壁掛け風自転車スタンドの続きです。

まずはしごの材料を調達。

はしごと言っても飾りなので実用性はいりません。
大事なのは縦の二本の棒の強度だけです。
ホームセンターをウロウロして木の素材を比べてみます。
あまり太くてゴツいのもなんなので3x4cmくらいの角材でいいのがないかと探しました。
ここで想定外だったのは無垢の木材は意外としなる。3x4cm程度の太さでは手で押しただけでクニャ。松とか杉とか関係なし、SPFも高い上にだめ。
仕方なく集成材を使うことに。合板を角材にしたようなやつです。こいつはさすがに圧倒的な強度があります。でも木製のいい質感は期待できません。ベニヤの分厚いやつみたいな。
まあ強度は妥協できないので縦棒はこれに。1本350円。3m弱の長さですが、これなら持って帰れる。
はしごの横棒に関しては飾り程度なので、ものはなんでもOK。今回はすのこ用で使われなかったB級材(節があったりムラがあったりするやつ)が150円程で売ってたのでそれを利用、一応ヒノキ。棒ではなく板ですが、縦棒が華奢なので横を板にしてボリュームをつけようという計画。因みにこのすのこ材はネットでも見かけますが、安いしいろいろ使い回せるのでオススメです。

残るは自転車をかけるフックですがちょうどいいと思ったのがこれ。




物干し竿用のフック(笑)1個150円。ご丁寧にゴムまで付いてます。色がひどいのでこれは後でなんとかする。


ここまで揃えたところで製作開始。


重要になるのは縦棒の長さだけです。

天井から斜めに床まで測るのはどうしたらいいか迷いましたが、こんな便利なサイトがありました。


算数できなくても大丈夫ですね。
これで足元が壁から35cm離れるように縦棒をカット。ちょうどいい長さなのを確認します。
横板も適当にカット。8段分作る。


で、釘と接着剤ではしごっぽく取り付ける。
何が楽かって、縦棒の長さだけきっちりしてればあとは適当でいいというところ。

あっという間にここまで完成。


高さ2m40くらい、横幅40cm。床の方を少し広く天井側を狭く微妙にハの字に。
塗装は残り物のステイン。


縦棒が集成材ということもあり、質感をごまかすためさらに100均で買ったつや消しホワイトで上塗り。

わざと荒く塗り、角を削ってヤスリでこすって、


アンティーク風はしごのいっちょ上がり。




なかなかいいかんじ。
自転車吊るすのがもったいないくらい(笑)
天井まで伸びてるので結構見栄えがします。

この状態で手で押してもそこそこ頑丈。
手前に引っ張っても天井に引っかかります。



さて残りはフックを取り付けるだけとなり、ここで初めて自転車を合わせてみたんですが・・、

なんと自転車のトップチューブがフックに届かない。
ハンドルのことをこの時まで忘れてました。
壁にハンドルが当たって邪魔するので壁から20cmは離れないとフックにかけられない。
測ってみたところあと5cm程足りない。
微妙な長さ・・。

とりあえず物干し竿フックは出番もなくボツに。

別のフックを探すため延々ホームセンター巡りが始まるわけですが、強度と値段と微妙なサイズに応えてくれるフックが見つかるわけもなく。

結局サイズを自由にできる材木が一番、ということでフックも自作化に頭を切り替える。

材料は集成材の残りで。



こう考えると結構あっさり

で、こういうのを作りました。



二本の角材を半円状に削ってあります。

ここにトップチューブを載せます。
直径約3cm、載せる予定の自転車はクロモリのミニベロで、ほぼそれ専用です。


ちなみにこれはどうやって作るかというと(ホームセンターでもやってくれるかもしれませんが)、自分で作る場合は電動ドライバとホールソーという専用の歯がいります。




こんなやつ。ホールソーは1500円くらいからあると思いますが、まあ切れ味悪いので薄い板ならともかく4cm幅の材木に穴を開けるのは結構根気がいります。

さらに。

これをただ使っても丸い円しか出来ないので、



こうやって角材を二本合わせてテープで止め、真ん中の境目に向かって穴を開けます。そのあとテープをはずせば、ああいうものが出来ます。


キズはつかないだろうけど一応半円部分にコルクシート(これも100均)を貼り付ます。

で、この角材を壁から20cm以上離れる長さにカット。

フックはこれでよし。


あとはこれを取り付ける頑丈な棚受け金具が必要ですが、この棚受け用の金具というのがまたやたらに高い。

ちょっと見た目がいいと1個ではしごの材料費を上回ってしまう(現在の材料費、約1500円ほど)。


よく見かける、



この金具だと一気に安くなるんですが、さすがに味気ない。


ということで、埒があかないのでこれも作ってしまうことに。

作ると言ってもこれは簡単、ちょっと厚めの板を三角形に切るだけ。
それを角材の下に取り付けます。
これも家にあった端材で済ませて結局0円。

結局、オール木製の自転車スタンドになりました(笑)、迷走して買ってしまったフックや金具はすべて無駄。




で、出来上がったフック部分はこんな感じ。




棚受けはもっとスマートにいきたかったんですが、まあしょうがない(だんだん考える元気がなくなってきた)

少なくとも金具と違って曲がる心配はありません。
はしごの後ろから長めのネジを3本づつぶち込んであります、びくともしません。


ついでにはしごの天井と床部分を強化するために板を噛ませるようにしました。




これは天井部分の板。わかりにくいですが白く塗ったベニヤの上にすのこの端材を貼り付けてあります。

露出している白のベニヤ部分にはしごの上端がハマるようにします。
僅かですがはしごが壁から離れる(距離を稼ぐ)ようにしてあります。

裏面には念のため滑り止めのシート(これも100均)も貼ってあります。




これを天井とはしごの間に噛ませます。






で、取り付けたのがこんなかんじ。




ここまですればもう手前には倒れようがなくなります。



床面も同じく滑り止めをつけた板を噛ませます。(この時点で板の分だけはしごを少しカット。)




床や天井が傷つく恐れもこれでなくなります。


はしごは床と天井にがっちり噛み合うようになりました。

文句なし。



ということで、ほぼ完成。


全体像。





上半身。



材料費2000円、ペンキや紙やすり代を入れても3000円てとこか。

値段の割には立派なはしご、いや自転車ラックです。

耐荷重20kgくらい(体感)




もうやれることはやりました、

思い残すことはない(というか疲れた)のでいよいよ実際に自転車を載せてみることに。
最初は恐る恐る・・
で、
















のったww





なかなかいい眺め(笑)













このミニベロの重量はほぼ10kg。特に問題なく支えてくれてます。

たわむこともありません。
手前に倒れこむ感じもなく、負荷はちゃんと壁方向にかかってます。
震度5くらいなら大丈夫そう。


はしごは引っかけてあるだけなので、いつでも取り外して移動することが可能。

これもディアウォールにはない大きな利点ですかね。(ちなみに軽いです。5〜6kgくらいしかないと思う)
下半分は小物を吊るす場所にできそうです。



あとは集成材の強度がどんなもんか、時間が経っても曲がったりしないかですね。




まあ、とりあえずこんな感じで、


壁に頼らず、ディアウォールにも頼らず、移動も可能な格安自転車ラックでした(笑)。


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4月 17, 2017

壁に穴を開けずにできる壁掛け風自転車スタンドを考えてみた(そのまま勢いで作ってみた)

自転車の自作室内スタンドに関するアイデアです。

ロードバイクやクロスバイクを持ってる人は大抵室内保管をしていると思われます。
雨ざらしを避けるというのもありますが、自転車の場合はあっという間に盗まれてしまうからですね。

ただ、普通に室内に置いとくと意外に場所をとるので邪魔になります。それで邪魔にならない自転車ラックが欲しくなります。

でも市販のラックは無駄に高いし、味気ない。
どうせならインテリアの一つになるようなものがいい、
壁掛けがカッコイイなと。

で、


まずこういうのに憧れたりするわけです(笑)。

場所はとらないしインテリアとしてもいいです。
しかしこれ、簡単そうに見えるけどほとんど実現不可能だったりするんですよね。

これが可能になるのは壁がコンクリートなどの硬いもので、さらにそれに穴を開けても構わない、ことが条件になります。
日本の住宅によくある石膏ボード貼っただけのスカスカの壁だとそもそも強度がないし、賃貸なんかでは壁に穴をあけることすらできなかったりします。

ロードバイクといえど10kg前後はありますから、それを壁にかけるというのは結構至難の技なんですよね。


そこでいろいろ悩んだ挙句、苦肉の策として

これがよく使われます。
ディアウォールというやつですね。縦型のつっぱり棒みたいなものです。
極太の建築用に使われる2×4材をドンと立ててバネで上下を押さえ付けただけのものです。
これで擬似柱を作り、
そしてセットとして、


こういうハンガーみたいな金具を使います。取り付けられる場所が柱一本なので一点から左右に飛び出したようなフックになります。

自転車の自作壁掛けスタンドというとほとんどこのパターンに行き着くようですが、個人的にはまあいろいろと無理矢理感が漂う方法に見えます。それじゃあいずれ倒れちゃうだろと(笑)。
ディアウォールgoogle画像検索


ディアウォールは棚を作る方法としてはいいですが、自転車をそれに吊るした場合、柱に対して真下ではなく手前(前方)に向かって負荷がかかってきますよね。


基本ただのつっぱり棒なので少しづつ手前にずれてくる。頼りは天井との摩擦だけ。自転車をかける金具もそこから20cm近く突き出しているので金具の根元にも結構な負荷がかかります。仮に今は良かったとしても地震がきた時はどうするんでしょうね。小さな地震でもビクビクじゃないかと思います。
ディアウォールの柱を2本、3本立てて、すのこ状に横板を取り付けて強度を上げてるのも見かけますが、これはこれで無駄にコストかけすぎな気がします。




うちの部屋も例に漏れず賃貸&スカスカ石膏ボードですので、最初はまずこの手(ディアウォール)を考えました。
でもどうしてもこれは不安定じゃないかと思える。そもそも2m以上の2x4を買ってくるのも結構キツい・・。(車ないので)



ということで、他に何かもっといい方法、自作可能な簡単な方法はないものかと考えてみました。

壁に頼らず、ディアウォールにも頼らず、
10kgの重さに耐える強度があり、
格好よくて、
格安で、
特別な技術もいらない、
壁掛け自転車ラック
・・・。





まず壁に頼れないなら自転車スタンドにできる柱がいるわけですが、10kgのものを支えられる強度の素材はいくらでもあります。2x4材である必要は全然ない。
要はそれが倒れてこなければいいわけです。
重要なのはこの点だけ。

で、ネットでいろいろ探し回ってみましたが、まず日本のサイトはほとんどつっぱり棒(ディアウォール)しかない。
海外サイトで壁の直付けじゃない方法はないかと探してみると、


こういうのがありました。

足を手前にせり出すことで前方に倒れてくるのを支えてるようです。
このシンプルさが素晴らしい。
ただ、よーく見るとこれも真ん中の金具で壁に止めてしまっているように見えます。
この足だけでは無理があるようですね。

しかし単純ながらこの構造はとても参考になりました。

要するにスタンドの柱を壁にぴったり付けなければいいんです。斜めにもたれ掛けるようにすれば壁方向に負荷がかかることになり、少なくとも前方に倒れ込む力は激減する。
でも、それではまだまだ不安定。

そこでこの柱を斜めにずっと天井まで伸ばしてしまいます。天井の角にぴったりくっつくようにする。
そうすれば前方に倒れ込もうとしても天井に引っかかって倒れなくなります。




とてもシンプル(笑)。
壁に穴を開けなくても、ただ柱を斜めにかけて天井に引っ掛ければ問題解決(笑)。

しかし、これだと見た目がいまいちになるかもしれない。柱を斜めに立てると違和感しかない気がします・・。

でもこれはすぐに解決。
斜めに立ってても自然なものがあります。
そう、はしごです。はしごの形だったら何の違和感もありません。

さらに普通に足が二本なのでそれも利点になります。
まず左右へ倒れる心配がない(当たり前)。

そして、



この専用フックから解放されます。

二本の足それぞれに適当なフックを付ければそれでスタンドになる。
負荷の分散にもなります。

この時点で格安で、見た目も良く、という条件もほぼいける。

ここまでをざっくりまとめるとこんな感じ。





そして、これらのことを元に実際に作ってみることにしたんですが、

その2へ続きます。



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