7月 14, 2015

ニーナ・シモンのドキュメンタリー『What Happened, Miss Simone?』

サンダンス映画祭などで上映された後、6月26日にNetFlixから配信開始。日本公開は未定。
 本国のNetFlixではB級、無名、インディペンデント作にも膨大なストックがあるそうですが、秋から始まる日本の同サービスもこういう方向に力を入れてくるなら価値ある媒体になりそうです。(字幕入れてね)

Share:

5月 17, 2015

トレードでの適者生存とネオテニー


「最も強いものが生き残るのではなく
最も賢いものが生き延びるのでもない
唯一生き残ることが出来るのは
変化に対応できるものである」

ダーウィンが進化論の中で言ったといわれる言葉ですね。
一般では覚えてる方は少ないかもしれませんが、トレーダーなら知らない人はまずいないと思われる(笑)名格言の一つです。
実際にはダーウィンはそんなこと言っていないという話もありますが、昔IBMのCEOが引用したあたりから広まったと思われるこの言葉は、今では世界中で流布している言葉でもあります。

この場合の生き残るというのは、一番になるとかその世界の王者になるとかそういうことではなく、文字通り「ただ生き残る」ということです。
そしてこの「ただ生き残る」能力がトレードでは必要十分な力なわけです。複利を使える投資の世界では生き残れる能力さえあれば自分が望むだけの利益を生むことが可能になってきます。逆に言えばただ生き残ることすら難しい世界ということでもありますが。

ではこの生き残るための唯一の能力、「変化に対する対応」とはどういうことなんでしょう。一言で言えば柔軟さですよね。それならどうすれば柔軟さを得られるのか。
実際に自然界で生き残りそれをほぼ征してしまったのは人間です。人間はなにをしてきたのか?

自然界ではネオテニーという現象があります。日本語で幼態成熟と言うそうです。
これは簡単に言うと幼児期の状態、特徴を維持したまま成熟していく現象のことで、よく例に出るのはウーパールーパーです。両生類は普通成長するにつれてカエルのようにえら呼吸から肺呼吸へと変化していくのですが、こいつは成長してもえら呼吸をしつつ足も生えているという変わり種です。こういう未成熟な状態をわざと維持することでその時の環境に対応する現象をネオテニーと言います。
幼児期の柔軟さを維持することが変化に対応する力になるということです。
人間の進化の過程でもこのネオテニーが大きな影響を与えているという説があります。人間の場合は脳の進化になりますが、生まれてから一年ものあいだ立つことすらできないという長い未熟な期間があります。他の動物なら考えられない一見無駄に見えるこの長い幼児期が脳の進化に貢献したという考えです。ある程度成長してしまうと脳の成長も固定され止まってしまうので、柔軟で何でも吸収する幼児期をいかに長くするかが進化において重要になってくるというわけです。
さらに人間の生殖能力になってくると生まれてから十数年掛かります、 生物としては未完成な時期が十数年も続くわけです。人間はネオテニー化を進める一番の生き物とも言えます。

話がどんどんズレていきそうですが(これはトレードの話です)、これらから言えることは自然界では変化に適応するために獲得した進化をあえて止めて選択肢を増やすという行為をします。

変化に対応できる柔軟さとは(高度な意味で)完成させないこと、未完成を維持することと言えます。もちろんそれは大きなリスクも伴います。サルが人間と同じように幼児期を長くしたら多分絶滅します。未完成を維持しつつリスクも最小限に抑えるという高度なバランスが必要になってきます。

トレードでも柔軟さが重要でそれを保つバランス能力が最も難しいところだと思います。
初心者のときに必ず通る聖杯探しやその後も延々続ける努力も、完成した何か、確立された何かを見つけたいという欲求です。しかし完成したものというのは想定外の変化が訪れると簡単に崩壊してしまうものです。完璧であればあるほど通用しなくなってきます。それは見つけたと思ったとたんに手からするりと抜けていきます。

ランダムウォークするマーケットでは完成されたものは通用しないという矛盾が生まれます。手に入る情報や知識を片っ端から吸収吟味して武装することは当然のことですが、その上でそれを固定しない柔軟さを維持する能力が必要になってきます。
ただこの能力は努力とか知識とかで身に付くものではありません、一番重要なところがどうあがいても手に入らないわけです。多くのトレーダーの挫折がここを境にしているのだと思います。これを乗り越えるには天性のものを始めから持っているか、あるいは長い時間をかけてひたすら経験を積み重ねることなのかな、という気がします。


人間は何かを達成しようとする時それを完成させ固定させる方向へ努力をしようとします。しかしダーウィンの言葉どおり重要なのは変化に対応できる柔軟さです。それは自分を固定してしまっては手に入りません。


Share:

2月 01, 2015

FXCMが口座維持費と年間口座管理費の徴収を発表→速攻撤廃


慌ただしいですね、FXCMのドタバタ感がなんとも(笑)
FXCMはスイスショックにより莫大な負債が発生し、株価が一瞬で98%の暴落、あっという間に倒産の危機に直面した直後にルーケイディア・ナショナルの救済提案が飛び込み、九死に一生を得る、というまるでジェットコースターのような展開はたった2日間くらいの出来事でした。
このときはホントにAlpariに続いてまた一つ最大手が潰れるのかと思いました。

口座維持費徴収のメールが来ててなんとか立て直そうとしてる様子が窺えましたが、昨日速攻で維持費撤廃のメールが再び届いてました(笑)
相当文句があったんでしょうねえ、まあ負債をユーザーに世話背負わせるようなことは良くないですよね。
ただし年間口座管理費のほうは一年間一度も取引のなかった口座に対して徴収するようです。
この撤回分がスプレッドに上乗せされることだけは無いようお願いしたいです。
Share:

1月 31, 2015

cTrader(ThinkForex)は裁量トレードに使えるか?


MT4に取って代わると噂だけはよく聞く最新ツールcTraderを使ってみました。pepperstoneのときには使ってなかったので、ThinkForexへ口座を作りました。
MT4はもうかれこれ10年は前のソフトです。ほとんどろくな変化もなくカビの生えたようなシステムが10年も生き残り、一市場を独占し、愛用され続けているって他に例がないんじゃないでしょうか。

Share:

1月 16, 2015

MT4にこだわる証券会社探し、その後

今日のスイス中銀によるユーロスイス1.20上限撤廃の瞬間に起きた暴落(というか相場壊れた)は凄まじいものでしたねぇ。
記念に画像残しときます。
ユロスイ15分足暴落の瞬間です。もうチャートですらない、なにこれ(笑)
瞬間的に1.20から0.8台まで落ちたようです。ドル円で言えば40円落ち。長年やってる人でもこんな相場は見たことないと思います。 70年代じゃないんだから・・1.20上限を発表したときもそうですけどスイス中銀は人を殺すのもいとわない(マジで明日は世界各地で電車が止まる)、ちょっとキ印入ってます。すでに被害がいろいろ報告されてますけど、フランがらみは軒並み暴落してますから広範囲に被害が広がってると思います。つぶれる会社も出てきそう。

Share:

1月 10, 2015

ドル円長期トレンドを考えてみた


めずらしく相場分析のはなしですが、年明けということもあってドル円の長期トレンドについてです。
1月早々いきなり変化の兆しが起きてますね。
昨日1/9の雇用統計のぶん回しでそれまで地味に耐えてたトレンドラインを日足ベースでほぼ割り込んできました。

Share:

1月 03, 2015

『外套』

アニメーション界のサグラダ・ファミリア、ノルシュテインの「外套」。
制作が始まってからもう30年を越えましたが、未だ製作中の未完の傑作。未完だけど傑作。三部作の第一部がまもなく完成と言われたのが2006年頃、今はどうなってるのかと思ってたら未だに上映されるのはその当時の部分だけのようです。ゴーゴリの原作にして2ページ分の箇所。
ノルシュテインが頻繁に日本に来日するのは金のある日本で制作費を稼ぐため、と言われてましたが(「外套」は自費で制作している)もう十分稼いだだろうに。モチベーションが下がったか?

僕が観たのは10年ほど前、初公開された完成部分20分の特別上映でした。音声もなし。映像だけ。この作品は切り絵アニメですが冒頭から主人公の動き一つ一つに釘付けになります。驚異的なリアリティ、独特のテクニックから生まれる空気感、もう一体どうやって作ってるのか、なぜこんなシンプルな切り絵でこんなことが出来るのか?人が動くというただそれだけで感動する作品。
上映部分は主人公のアカーキーが地面に書き綴るタイトルから始まり、雪の中をとぼとぼと歩いて家に帰り、食事をしたり机に向かって仕事を片付けたりしてベットに入るまで。話は全く始まってません。展開も何もありません。でもこれは、完成を待つまでもなくたったこれだけで既に傑作。鳥肌が立つほどの20分でした。
ノルシュテインを劇場で観たのはこれが初めてだったのですが、この人の作品ほど映画館で観ないといけない作品はない。この微妙な質感、空気感はテレビやモニタで見るとまずつぶれてしまう。

という事で今はネットでも見れますがリンクはなしです。
今でもちょくちょく上映会があるようなので見てない方はぜひ映画館へ 。
「画が動く」という映画本来の感動を味わえます。
Share: